水ingの取り組み

　水ingグループで水インフラ等のオペレーション業務を主事業とする水ingAMの社員が、2022年10月にドイツで開催された第46回 技能五輪国際大会（特別開催）」競技職種「水技術」に日本代表として参加し、銅メダルを獲得しました。

　技能五輪国際大会の主たる出場目的は若手技術者の技能水準の向上ですが、モチベーションも上がり自発性や責任感も身に付けることができると考えています。また、指導チームを編成して大会に挑むことで、協力体制や団結心の醸成、指導者の技能水準の向上にもつながっています。
　挑戦の継続により成長の環を拡げ、お客様の多様化するニーズに応え続けられる人材育成に努めて参ります。

水ingグループの水ingAМが代表企業を務める「水ing・フソウ・東芝・石垣共同企業体」は、2022年12月13日に香川県広域水道企業団より浄水施設等の運転管理・維持管理業務委託を受託しました。業務委託期間は、2023年4月 ～ 2028年3月です。

香川県広域水道企業団は2018年4月に事業を開始した後、2020年4月から3年間の浄水施設等運転・維持管理業務をジェイ・チーム（2022年4月に水ingAMに吸収合併）と東芝インフラシステムズ四国支社のＪＶに委託していました。今回の業務委託では対象となる浄水場は同様ですが、業務内容が一部拡大され「浄水場等の運転管理（運転監視操作・水質管理・水運用管理等）、維持管理（保全管理・機器調整・機器整備等）と、その実施に伴う施設・物品管理（薬品類、油脂類）、その他ユーティリティの在庫確認・管理、設備・機器台帳の整備・管理など」としています。

　2012年10月に広島県と水ingが出資した、日本初の民間主体による公民連携水道事業運営会社「水みらい広島」を設立。2019年からは呉市も出資をしています。
　広島県水道広域連合企業団や呉市が運営する浄水施設の指定管理業務をはじめ、県内・県外の浄水場の運転管理・メンテナンス業務を行っています。公民の強みを融合させることで、水事業を持続的な形で、次世代へ引き継いでいくために貢献していきます。

　2022年には広島県の持つ県内9つの浄水場において、既存システムのメーカーに依存しない最新の広域監視制御システム構築を受注しました。各浄水場を一元的に監視制御することで大幅な効率化を実現しています。

　2023年4月には東広島市水道局より「令和４年度 施設維持管理事業他 東広島市水道施設維持管理等業務」を受託し、広島綜合警備保障株式会社＝ALSOKとの協業で水道事業運営を展開。水道施設管理事業における緊急時の対応強化を目指しています。