2024/8/30
「WET2024」へ協賛/水環境分野の国際会議を通じて研究開発を支援
水ing株式会社(社長:安田 真規、本社:東京都港区)は、2024年7月20日~21日の2日間にわたり開催された「WET2024」(WET:Water and Environment Technology Conference 2024、以下WET)に協賛しました。
背景
WETは、日本水環境学会(事務局:東京都江東区、会長:池 道彦)が主催する、水環境に関連する最新の研究成果や技術動向について発表される国際会議です。年に一度開催され、毎年世界中から多くの科学者や、エンジニア、学生が参加しています。当社グループは、水と環境の安全安心を守り、持続可能な社会の実現を目指す企業として、WETの目的に深く共鳴し、水環境分野の学術や産業の進歩へ貢献するため2012年から協賛を続けています。
当日の様子
昨年までは、新型コロナウイルス感染症拡大の影響からオンラインにて開催されていましたが、今年は岡山大学を会場に、5年ぶりの対面開催となり、国内外から222人の参加者が集まりました。初日には今年Excellent Paper Award(※1)を受賞した2件の論文について特別講演が行われたほか、2日間を通じて170件のプレゼンテーションとポスター発表が行われました。当社からは基盤技術研究センター長の島村 和彰が登壇し参加者へ向け激励の挨拶を贈ったほか、WET水ing賞として2件がExcellent Paper Award、27件がExcellent Presentation Award(※2)を受賞しました。
※1:WET2024に向け学会誌「JWET」へ提出された論文の中から優れた論文に対し贈られるもの。
※2:WET2024において優れた発表に対し贈られるもの。
開催概要
名称 | WET2024(Water and Environment Technology Conference 2024) |
日程 | 2024年7月20日(土)~21日(日) |
場所 | 岡山大学 津島キャンパス(岡山県岡山市北区津島中1丁目1番1号) |
主催 | 公益社団法人日本水環境学会 |
今後の展望
当社グループは事業活動を通じて社会課題の解決に取り組むため、2030年まで注力する3つの貢献分野※を定めています。一方、事業活動を通じて社会課題の解決に貢献するだけでなく、大学等の教育・研究機関や学会との連携を通じて国内外の若手研究者の活動を支援することが水や環境に関わる研究の進歩に繋がり、ひいては持続可能な社会の実現へと繋がると考えています。日本の研究開発分野においては、少子高齢化や資金不足、産学官の連携不足といった様々な課題を抱えていますが、当社グループはこれからも大学や学会との連携を通じて水環境分野の研究に貢献し、持続可能な社会の実現を目指してまいります。
※ 水ingが2030年まで注力する3つの貢献分野:
・ 水から広がる循環型インフラの構築
・ 地域社会の多様化に対するインフラ管理の高度化
・ 人々の生活を支える災害に強いインフラ整備
WET2024 水ing賞
The WET Excellent Paper Award
受賞論文 | 著者 |
---|---|
Evaluation of the Degradation Performance of Pharmaceuticals in Environmental Water by Multi-wavelength UV Irradiation and the Estimation of their Degradation Pathways | Ayumi Hashiguchi, Hitoshi Kaneko, Shogo Taniguchi, Yuto Tada, Klon D.C. Hinneh, Shinya Echigo, Hideaki Nagare |
Insight into the Mechanism of Biogas Upgrading with Hydrogen Addition in Thermophilic Anaerobic Digestion of Sewage Sludge | Ching Yi Kwang, Taira Hidaka, Yohei Nomura, Taku Fujiwara, Shinya Akimoto, Jun Tsubota |
The WET Excellent Presentation Award
受賞者 | 所属 |
---|---|
Adelia Anju Asmara | Kyoto University |
Pranshu BHATIA | Soka University |
Katayoun Dadeh AMIRFARD | Tohoku University |
Rika FUKATSU | Ochanomizu University |
Rendilicha Guyo HALAKE | Okayama university |
Thilini Maheshika HERATH | Tokyo Institute of Technology |
Chenrun JIANG | The University of Tokyo |
Takayuki KAKUDA | Chuo University |
Uthpala KAUSHALYA | Hokkaido University |
Tsubasa KOJIMA | Osaka University |
Patthranit KUNLASUBPREEDEE | The University of Tokyo |
Dan Joseph LOGRONIO | Ehime University |
Minh Ngoc PHAM | Kyoto University |
Aya MIYAZAKI | Hiroshima University |
Kizuku MORI | Gifu University |
Taiyo NABATA | Toho University |
Hana OTSUKA | Osaka university |
Chinh Thi Kieu PHAM | Ritsumeikan University |
Marcus Joseph Angeles SANCHEZ | Tohoku University |
Benyapa SAWANGJANG | The University of Tokyo |
Tong SHEN | Waseda University |
Nilupuli SINGAPPULI | The University of Tokyo |
Riho TAKAHASHI | Yamaguchi University |
Yu TANG | Kyoto University |
Duyen Phuc-Hanh TRAN | Chung Yuan Christian University |
Yunxin ZHU | Kyoto University of Advanced Science |
Nurhasliza ZOLKEFLI | Kyushu Institute of Technology |
水ing(すいんぐ)グループについて
水ing(読み:すいんぐ)は、「生命の源である『水』を通じていつまでも社会に貢献し続ける『ing』」を経営理念に掲げ、水処理施設(浄水場、下水処理場、汚泥再生処理センター、し尿処理場、民間施設等)の設計・建設から運営、維持管理までをトータルに手掛けています(運転・維持管理の拠点は、国内約300か所)。地域の暮らしの課題に目を向け、安全安心な水環境を提供し続けるとともに、循環型社会の実現を目指しています。
お問い合わせは、広報部まで
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