兵庫県企業庁より当社グループ独自開発撹拌機 「フレームフロキュレータ®」 を16台受注

　浄水場のフロック形成池では、薬品混和池から受けた原水を、フロキュレーターと呼ばれる撹拌機でゆるやかにかき混ぜ、細かなゴミ・泥・微生物などの不純物の固まり（＝フロック）を作っています。撹拌機の軸受部は摩耗しやすく、定期的な維持修繕が必要ですが、その修繕時には池の運用を完全に停止する必要があるため、運転管理やコストでの課題を抱えているのが現状です。

　当社グループが独自に開発した撹拌機「フレームフロキュレータ^®」は、軸受を持たない構造であるため、維持修繕費の大幅な低減を可能とします。軸受部で起こりやすい短絡流（生物反応槽や沈殿池の構造により、均等に流れず、平均的な滞留時間を経ずに短い時間で流出する流れのこと）やフロックの堆積が起こりにくく、一様な撹拌を可能としており、また、工場での組立のまま搬入可能なため、工期の短縮にもつながります。

　水ingグループは、今後も独自開発した機器の提供で、水道事業の持続に貢献してまいります。