2013/10/29
川崎市 長沢浄水場沈でん池・活性炭設備工事を受注
国内最大級の吸引式粉末活性炭注入装置を設置、安全・安心・おいしい水をご提供します
平成25年7月30日、水ing株式会社(社長:水谷重夫、本社:東京都港区)は、株式会社安藤・間を代表企業とする特定建設工事共同企業体「安藤・間・水ing・東鉄・錢高共同企業体」を組成し、川崎市が発注した施設再構築長沢浄水場第3沈でん池・活性炭接触池設備工事の工事請負契約を同市と締結いたしました。本工事は、川崎市が平成18年8月に策定した「川崎市水道事業及び工業用水道事業の再構築計画」に基づき、施設整備工事を行うもので、本工事をもって全ての工事が完了いたします。
本工事の事業範囲は、第3沈でん池および活性炭接触池の土木建築工事、機械電気設備工事と旧第3沈でん池の撤去工事であり、JV構成員である水ingは、既に施工済みの1系の「ろ過池」及び「沈でん池」(それぞれ140,000m3/d)、現在施工中の2系の「ろ過池」(140,000m3/d)に続き、本工事の事業範囲である2系の「沈でん池」(140,000m3/d)、「活性炭接触池」(280,000m3/d)を担当いたします。原水に臭気が確認された場合にも「おいしい水」を給水するための吸引式粉末活性炭注入装置(商品名:カーボジェット)は、2系統の貯槽設備と8台の吸引攪拌機から構成され、国内最大級の設備となります。
機器においては、サーマルリサイクル可能なPET樹脂を材質に持ち、高い耐震性を有する「PET製傾斜板沈降装置」を、また耐久性の高い樹脂を使用し、軽量化に成功、本件が国内最大級の大規模設備となる「ノッチチェーン式汚泥掻寄機」等を提案し、「環境に優しい・省エネ・省メンテナンス」の浄水場建設に大きく貢献いたします。完成時には、幅広い世代の多くの方々にご来場頂き、最新鋭の浄水場をより分かりやすく理解して頂く為の工夫を提案しております。
同浄水場は、住宅街に隣接しているため、施工時には、周辺環境に配慮した十分な騒音振動防塵対策を施すとともに、安全性に考慮し、確実に工期を遵守し遂行していきます。
事業概要
(1)事業名
施設再構築長沢浄水場第3沈でん池・活性炭接触池設備工事
(2)発注者
川崎市上下水道局
(3)請負者
安藤・間・水ing・東鉄・錢高共同企業体
(4)契約金額
3,990,000,000円(税込み)
(5)事業範囲
施設再構築計画に基づき、第3沈でん池及び活性炭接触池の築造と旧第3沈でん池の撤去
(6)事業期間
設計及び工事期間 平成25年7月~平成28年3月まで
(7)施設能力
140,000m3/日(全体では280,000m3/日)
(8)事業方式
DB(Design Build)
(9)施設所在地
川崎市多摩区三田5-1-1番地(長沢浄水場内)