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日本初の民間主体による公民連携水道事業運営

平成24年6月12日、水ing株式会社は、広島県営水道の新たな事業運営に取り組む公民共同企業体のパートナー事業者候補に選ばれました。水ingが65%、広島県が35%を出資して新会社設立し、日本初の民間主体による水道事業運営を平成25年4月から開始する予定です。

公民共同企業体設立の背景

広島県は、産業構造の変化や人口減による水需要の減少、施設の老朽化の進行に伴う更新需要の増加、技術職の大量退職に伴う技術力の継承など直面する課題に対して、将来的にも安心・安全・良質な水の安定供給が図れる水道事業運営を行うため、民間的経営手法を取り入れた公民共同企業体(株式会社)の設立を決定しました。

パートナー事業者候補の選定

平成24年4月、広島県と共同出資するパートナー事業者の募集が公募型プロポーザル方式により行われ、「公民共同企業設立・運営事業審査委員会」による審査の結果、水ingがパートナー事業者候補に選ばれました。これは、水ingの提案に対し、主に次の点が高く評価されたものです。

1)共同出資者として、財務面での安定性が優れていること
2)多くの実績を有し、水道施設の運転管理、維持管理の信頼性がより高いこと
3)緊急時において、地元企業との提携や訓練など具体的な提案がなされ、リスクマネジメントがより担保されていること
4)第三者審査委員会の設置などコンプライアンス対策においても積極的な提案があったこと。

今後のスケジュール

公民共同企業体は、水道施設の維持管理等を行うこととしており、平成24年9月を目処に設立します。当面、公民共同企業体は、平成25年4月から広島西部地域水道用水供給事業の指定管理者として円滑に業務開始ができるよう準備を進めていきます。また、将来的には県内市町の水道施設の管理運営についても広島県と協議していく予定です。

公共共同企業体フロー
公共共同企業体フロー

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