ベトナム ハノイ市北タンロン浄水場
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日本国内で最も実績の多いグリンリーフフィルター(GLF)急速ろ過装置の採用により、安全で安心な水を安定的に供給
工業化推進のためには、安定した水インフラの提供が急務でした

ベトナムの工業化推進の一環として、90年代後半にハノイにて日系の工業団地が設立され、それに伴い日系メーカーのベトナム進出の期待が高まりました。こうした海外からの直接投資を促進し、同時に地域住民の生活安定の為、周辺の基礎インフラ整備が重要な課題となりました。
ODA円借款で日本の浄水技術を採用
地下水を原水とする北タンロン浄水場は、日本とは比較にならない位、高濃度の鉄やマンガンが含まれていました。
これらを確実に除去するために、徹底した現地調査を行い、エアレーション + 凝集沈澱 + マンガン砂ろ過のプロセスで計画しました。
また、ろ過設備については、ベトナムの電力事情を考慮し、水位差を利用したろ過と逆洗浄機構を備えた、日本国内で最も実績の多いグリンリーフフィルター(サイフォン式自己水洗浄型急速ろ過装置)を採用。省エネにも貢献しています。


工業団地の発展から周辺都市開発に大きく貢献

浄水場の建設を含む基礎インフラの整備により、隣接するタンロン工業団地には、日本を代表する多数の大手メーカーの進出が実現し、周辺の都市開発の促進にも大きく貢献しました。
施設概要/業務内容 | 浄水場の機械・電気設備の設計・調達・据付工事一式 |
処理能力 | 50,000m3/日 |
処理プロセス | エアレーション+凝集沈殿+急速砂ろ過(GLF:グリンリーフ)方式 |