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 水ing株式会社のグループ会社である水ingエンジニアリング株式会社(社長:須山晃延、本社:東京都港区)は2024年5月21日、秋田県秋田市内にて執り行われた「仁井田浄水場等整備事業 安全祈願祭」に出席しました。仁井田浄水場等整備事業は、2023年2月に水ingエンジニアリングが参加するコンソーシアムが、設計・施工一括発注(DB:Design Build)方式により契約した浄水場整備事業です。

建設共同企業体7社による鍬入れの儀の様子

本事業の背景と特徴

 仁井田浄水場は、一級河川である雄物川を水源とし、市の給水量の約8割を担う主力浄水場として、重要な役割を果たしています。一方で、1950年代~1970年代に建設された施設や設備が混在し、老朽化が進行していることに加え、人口減少による施設規模の適正化が必要でした。こうした課題を解決するため、2018年9月に秋田市上下水道局により仁井田浄水場更新基本計画が策定され、2022年に公募型プロポーザル方式で当社が参加するコンソーシアムが選定されました。
 本事業では、既設の仁井田浄水場に隣接する敷地に急速ろ過方式の新施設を建設し、新施設の計画一日最大給水量は65,300㎥へとダウンサイジングを図ります。また、対岸にある豊岩浄水場の能力を最大限に活用するための機能改良を行い、2つの浄水場をあわせて市の人口規模に対する浄水施設の適正化を図るほか、豊岩取水場には災害発生時の停電に対応するための非常用自家発電設備が設置されます。新施設は2028年3月に供与開始予定です。

画像:秋田市ホームページより

安全祈願祭 当日の様子

 当日は、秋田市の穂積 志市長や工事関係者など約100人が出席しました。鍬入れの儀では設計共同企業体2社が鎌入れ、穂積市長が鍬入れ、当社を含む建設共同企業体より7社が鋤入れを行い、当社からは水ingエンジニアリング代表取締役社長の須山 晃延が鋤入れを行い、工事の安全を祈願しました。

工事関係者など約100人が出席
水ingエンジニアリング代表取締役社長の須山 晃延が玉串奉奠

契約概要

工事名 仁井田浄水場等整備事業
発注者 秋田市上下水道局
受注者 鹿島・水ingエンジニアリング・日本電機興業・日水コングループ
事業方式 設計・施工一括発注方式(DB方式)
選定方式 技術提案に基づいた公募型プロポーザル方式
業務内容 仁井田浄水場、豊岩浄水場、豊岩取水場の設計・施工業務
契約金額 24,262,480,000円(税抜)
事業期間 2023年3月1日~2028年3月10日

本事業における当社の役割

 当社は本事業において、コンソーシアムにおける機械設備工事の代表企業として、水処理プロセス全般の構築を担い、機械設備の設計、施工を担当します。ドライ粉末活性炭注入設備には当社の「カーボジェット🄬」を採用し、夏場に発生しやすいカビ臭を除去するほか、急速ろ過池には国内外に550件以上の納入実績を持つ「グリンリーフ🄬・フィルタ」を採用するなど、当社の独自製品5機種が導入されます。

<ポイント>

● コンソーシアム9社による大規模受注

 土木・建築・機械・電気の各業種に必ず地元企業を含み、設計企業含めて全9社でのコンソーシアム組成による受注。

● 最大級のDB実績

 当社における急速ろ過方式浄水場一式の新設DBとしては最大級の実績。

● 当社開発装置が多数採用

 無軸横型パドル式撹拌装置「フレームフロキュレータ®」や、リンクベルト式汚泥かき寄せ機「ドルフィン®チェーン」、など最新装置がふんだんに採用。

ご参考

水ingグループについて

 水ing(読み:すいんぐ)は、「生命の源である『水』を通じていつまでも社会に貢献し続ける『ing』」を経営理念に掲げ、水処理施設の設計・建設から維持管理までをトータルに手掛けています。浄水場や下水処理場、民間施設など国内に約300か所の維持管理現場業務を受託しています。水と環境に関わるあらゆるソリューションの提供を通じて、安全で安心な水環境を提供し続けると共に、循環型社会の実現を目指しています。

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