2015/11/4
岩手県と消化ガス発電事業の基本協定を締結
水ing株式会社(社長:水谷重夫、本社:東京都港区)は、北上川上流流域下水道(花北処理区)北上浄化センター消化ガス発電事業の基本協定を岩手県と締結したことをお知らせ致します。
本事業は、民間の資金とノウハウを活用して実施する民設民営方式により、下水処理工程で発生する消化ガスを有効活用して、発電事業を行うものです。北海道・東北地区の流域下水道では、初の取り組みとして、地産エネルギーである消化ガスの有効活用により、化石燃料の節減と同時に、CO2の削減が期待されています。また、消化ガスの売却費を充当することで維持管理費の軽減が図れます。
水ingは、北上浄化センター内に自己資金で発電設備を建設し、岩手県から購入する消化ガスを燃料として発電を行い、その電気を「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」(FIT)を用いて電力会社に売却することにより、20年間の事業運営を行います。
また、発電と同時に発生する温水を浄化センターに返送して消化槽の加温に用いるなど、下水処理との密接な連携を必要とする工程も多くあり、総合水事業会社として当社が保有する汚泥ソリューション技術や長年に亘り培ってきたノウハウを随所に活かします。
水ingが手掛ける発電事業としては、本事業で3件目となり、今後もお客様のニーズに合致したソリューションを提供し、持続可能な下水道事業の推進に貢献してまいります。
事業概要
事 業 名 | 北上浄化センター消化ガス発電事業 |
発 注 者 | 岩手県 |
請 負 者 | 水ing株式会社 |
施 設 概 要 | 消化ガス発電設備 一式(発電容量 350kW、ガスエンジン25kW×14台) |
事 業 期 間 | 2017年4月1日~2037年3月31日(20年間) |
年間発電量 | 約2,500,000 kWh(一般家庭700世帯分) |
施設所在地 | 岩手県北上市相去町岩の目3 北上浄化センター内 |
お問い合わせは、広報部まで
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