2011/7/13
リン除去・回収技術にて「Water Convention 2011 BEST POSTER RUNNER-UP」*を受賞
「Water Convention Programme Committee Singapore International Water Week 2011」のパネル展示Competitionにて、当社のリン除去・回収技術紹介が、「Water Convention 2011 BEST POSTER RUNNER-UP」に選ばれました。
これは、当社の製品「リン除去・回収装置 リフォスマスターシリーズ」が、水域での富栄養化防止と枯渇資源であるリンを肥料として利用が可能なリン酸マグネシウムアンモニウム(通称MAP)、またはヒドロキシアパタイト(通称HAP)として回収し、再利用を可能とする卓越した高度なプロセスを使用した機器であると高く評価されたものです。
* 「Water Convention 2011」は、当社が出展した「シンガポール国際水週間2011・Water Expo」(サンテック・シンガポール国際会議・展示センター)と同時開催された国際研究発表会です。
「リン除去・回収装置 リフォスマスターシリーズ」について
排出されていたリンを、肥料として利用が可能なリン酸マグネシウムアンモニウム(通称MAP)、またはヒドロキシアパタイト(通称HAP)として回収する装置であり、水環境の改善はもとより、リンの資源循環にも寄与します。リフォスマスターシリーズは、汚泥消化設備の有無により適用できる装置のタイプが異なります。
汚泥消化設備より排出された消化汚泥を対象とした、「リン除去・回収技術 リフォスマスター」の一つの形態である「汚泥MAP型」は、以下の特徴があります。
■リン酸態リンの除去・回収率が90%以上
独自開発の機械撹拌式晶析リアクタにより、高効率に直接消化汚泥からMAPを回収できます。また、汚泥処理における、リンに起因したトラブルの大幅軽減が期待できます。
■回収リン(形態:MAP)の純度が90%以上
晶析技術の活用により、高純度を達成できます。重金属の含有も少なく、化成肥料としての登録が可能です。
■水処理系のリン負荷を低減
消化汚泥中のリン濃度が低減することで、後段の水処理工程でのリン負荷が低下し、放流水のリン濃度が改善されます。また、水処理工程でリン除去のための薬品を使用している場合は、薬品使用量が大幅に低減されます。
■汚泥発生量の低減
消化汚泥中のリン濃度を回収することで、脱水ケーキの固形物量の低減、焼却灰量の低減に貢献します。